
自分の非を認めない部下の2つの心理とは?接し方の対策
自分の非を認めようとしない部下の存在に、頭を抱えている人は多いです。
話が前に進まずイライラもやもやしたり、職場の雰囲気が悪くなるかもしれません。
自分の非を認めない部下を放置しても、良いことは何もありません。
今回は部下の心理背景や原因、そして接し方の対策を独自の視点からお伝えします。
●部下が自分の非を認めないのはなぜ?
そもそも自分の非を認めない人には、2つの心理背景があります。
どちらか1つに当てはまることもあれば、複数に該当することもあります。
1、勝ち負けや優劣を気にしているから
周りとの勝ち負けや優劣を気にするほど、自分の非を認めない姿勢が生まれます。
「同僚に負けない様に…」
「自分の方が劣っているかも…」
「見下されない様にしないと…」
こうした意識が生まれて、非を認めなくなるのです。
これはプライドが高い状態とも言えます。
勝ち負けや優劣を気にしているのは、他人軸で生きている状態です。
常に周りのことを気にしているので、ネガティブな気持ちを抱きやすいのです。
2、責任回避をしようとしている
自分の非を認めない部下は、「自分は悪くない」と思っている状態です。
心理学では他責思考と呼ばれていますが、自分以外の誰かや何かのせいにしているのです。
ですが一時的に責任回避しようと思っても、自分に非があるのは周りに伝わっています。
口では責任回避しても、周りからの信頼を失ったりと、最終的な責任は自分自身に降りかかるのです。
●部下の自信のなさが根本原因です
私は相談に来られる方に対して、すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
自分の非を認めようとしないのも、部下の自信のなさが背景にあるのです。
自信があれば自分の非を素直に認められます。
自分の非を素直に認めて、改善に向けて行動に移せるのです。
自信がないから非を認めようとせず、かえって状況を悪化させてしまうのです。
勝ち負けや優劣を気にしたり、責任回避しようとするのも、部下の自信のなさが原因なのです。
|
株式会社マイルートプラス代表取締役 |
---|---|
社員が自力でメンタルを立て直せる力を身につける研修・講演会プログラム 「若手社員の休職・離職」「管理職のメンタル不調」「自律社員の育成」「カスハラ・クレーム対策」「パワハラ対策」…これらすべて、7,000名以上のお客様をサポートする中で導き出した自力でメンタルを立て直す3ステップで解決できます。 |
専門家コラムナンバー
- 自分の非を認めない部下の2つの心理とは?接し方の対策 (2025-08-21)
- 4コマ漫画「ウェルビーイング」あるある/ウェルビーイング入口 (2025-08-18)
- コールセンターでスタッフが突然辞める理由と予防ケアについて (2025-08-06)
- 感情労働でバーンアウトするのはなぜ?原因と解決策 (2025-08-01)
- カスハラ対策を検討時の重要ポイントは?事例を踏まえ要点を解説 (2025-07-31)