
燃え尽き症候群予防策でぬいぐるみが使える理由とは?
今回は燃え尽き症候群とぬいぐるみの関連性を取り上げます。
「仕事に熱心に取り組んでいた人が、急に意欲を失ってしまうこと」
これが燃え尽き症候群で、バーンアウトとも呼ばれています。
若手社員・中堅社員・管理職など、年齢や役職を問わず燃え尽き症候群に悩む人はいますし、弊社にも定期的に相談が寄せられます。
また燃え尽き症候群を未然に防ぐ方法や、回復するための方法を探している企業も多いです。
実はぬいぐるみを意識的に仕事で活動すると、燃え尽き症候群を予防できるのです。
「仕事にぬいぐるみ?」
このように思われたかもしれませんが、実は両者には強い結びつきがあります。
そしてぬいぐるみを効果的に仕事で活用すると、社員の燃え尽き症候群を予防できるだけでなく、仕事のパフォーマンス向上につながることもあるのです。
私自身はこれまで書籍の出版やメディア出演を通して、ぬいぐるみの持つ心理的効果をお伝えしてきました。
また弊社で開発した3ステップのメソッドを7,000名以上のお客様へ届ける中で、自分で自分のメンタルを立て直せるようにサポートしてきました。
企業での研修や講演会の依頼も増えていますが、ぬいぐるみが好きかどうかは関係なく、ぬいぐるみを活用することで仕事上の効果が実感できるのです。
今回は今までにない視点から、ぬいぐるみと燃え尽き症候群の関連性を解説します。
●ぬいぐるみがもたらす安心感
私たち人間にとってぬいぐるみは、無条件の安心感を与えてくれる存在です。
見つめたり、抱きしめたり、一緒に寝たり、話しかけたりと、関わるほどに心がリラックスするのです。
赤ちゃんが自力で移動できる様になると、ぬいぐるみやブランケットを一緒に持ち歩くと言われています。
お母さんの様な安心感を与え、一人で行動する不安を軽減する働きが、ぬいぐるみにはあるのです。
つまりぬいぐるみは私たちに、お母さんの様な安心感をもたらしてくれるのです。
これは心理学の分野でも明らかになっています。
仕事で燃え尽きそうになるほど疲れた心に、ぬいぐるみは寄り添ってくれます。
●ぬいぐるみは大人が使うものだった
「大人がぬいぐるみを持つなんて恥ずかしい…」
こうした声も聞こえてきそうですが、実はぬいぐるみは大人が使うものでした。
歴史を振り返ると、ぬいぐるみは古代エジプトの頃から存在しました。
当時はおもちゃとしてではなく、宗教儀式や呪いをかける目的で使われていました。
むしろ神聖なものだと考えられていたので、子どもは触れてはいけないものだったのです。
宗教儀式や呪いをかけるためなので、ぬいぐるみは単なる物ではなく、生きている(魂を持っている)と考えられていたのです。
だからこそぬいぐるみと関わるほど、自然と安心感も生まれるのでしょう。
●幸せホルモンが分泌される
また近年の研究ではぬいぐるみと関わることで、オキシトシンが脳内で分泌されることがわかってきました。
「幸せホルモン」とも呼ばれていますが、癒し・リラックス・幸福感につながるホルモンが、脳内で分泌されるのです。
これもメンタルヘルスに効果的だと言えます。
ぬいぐるみと関わるほど、精神的にリラックスできるのです。
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株式会社マイルートプラス代表取締役 |
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