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専門家コラム

燃え尽き症候群予防策でぬいぐるみが使える理由とは?

2025-07-23 テーマ: メンタルヘルス

今回は燃え尽き症候群とぬいぐるみの関連性を取り上げます。

 

「仕事に熱心に取り組んでいた人が、急に意欲を失ってしまうこと」

 

これが燃え尽き症候群で、バーンアウトとも呼ばれています。

 

若手社員・中堅社員・管理職など、年齢や役職を問わず燃え尽き症候群に悩む人はいますし、弊社にも定期的に相談が寄せられます。

 

また燃え尽き症候群を未然に防ぐ方法や、回復するための方法を探している企業も多いです。

 

実はぬいぐるみを意識的に仕事で活動すると、燃え尽き症候群を予防できるのです。

 

「仕事にぬいぐるみ?」

このように思われたかもしれませんが、実は両者には強い結びつきがあります。

 

そしてぬいぐるみを効果的に仕事で活用すると、社員の燃え尽き症候群を予防できるだけでなく、仕事のパフォーマンス向上につながることもあるのです。

 

私自身はこれまで書籍の出版やメディア出演を通して、ぬいぐるみの持つ心理的効果をお伝えしてきました。

 

また弊社で開発した3ステップのメソッドを7,000名以上のお客様へ届ける中で、自分で自分のメンタルを立て直せるようにサポートしてきました。

 

企業での研修や講演会の依頼も増えていますが、ぬいぐるみが好きかどうかは関係なく、ぬいぐるみを活用することで仕事上の効果が実感できるのです。

 

今回は今までにない視点から、ぬいぐるみと燃え尽き症候群の関連性を解説します。

 

●ぬいぐるみがもたらす安心感

 

私たち人間にとってぬいぐるみは、無条件の安心感を与えてくれる存在です。

 

見つめたり、抱きしめたり、一緒に寝たり、話しかけたりと、関わるほどに心がリラックスするのです。

 

赤ちゃんが自力で移動できる様になると、ぬいぐるみやブランケットを一緒に持ち歩くと言われています。

 

お母さんの様な安心感を与え、一人で行動する不安を軽減する働きが、ぬいぐるみにはあるのです。

 

つまりぬいぐるみは私たちに、お母さんの様な安心感をもたらしてくれるのです。

これは心理学の分野でも明らかになっています。

 

仕事で燃え尽きそうになるほど疲れた心に、ぬいぐるみは寄り添ってくれます。

 

●ぬいぐるみは大人が使うものだった

 

「大人がぬいぐるみを持つなんて恥ずかしい…」

こうした声も聞こえてきそうですが、実はぬいぐるみは大人が使うものでした。

 

歴史を振り返ると、ぬいぐるみは古代エジプトの頃から存在しました。

 

当時はおもちゃとしてではなく、宗教儀式や呪いをかける目的で使われていました。

むしろ神聖なものだと考えられていたので、子どもは触れてはいけないものだったのです。

 

宗教儀式や呪いをかけるためなので、ぬいぐるみは単なる物ではなく、生きている(魂を持っている)と考えられていたのです。

 

だからこそぬいぐるみと関わるほど、自然と安心感も生まれるのでしょう。

 

●幸せホルモンが分泌される

 

また近年の研究ではぬいぐるみと関わることで、オキシトシンが脳内で分泌されることがわかってきました。

 

「幸せホルモン」とも呼ばれていますが、癒し・リラックス・幸福感につながるホルモンが、脳内で分泌されるのです。

 

これもメンタルヘルスに効果的だと言えます。

 

ぬいぐるみと関わるほど、精神的にリラックスできるのです。

株式会社マイルートプラス代表取締役
カスハラ対策でクレーム・トラブルに負けないメンタルを作る!社員が自力でメンタルを立て直せる実践型研修・コンサルティングプログラム
高校教員を経て、独立した2017年から7,000名以上のお客様を支援。自身もカスハラを受けた経験があることから、企業におけるカスハラ対策をサポート。カスハラやクレームを受けても現場の社員や管理職が自力でメンタルを立て直せる3ステップを開発。

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