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専門家コラム

新しいハラスメントセミナー

2020-01-27 テーマ: パワーハラスメント

【ヒューマン・タッチ レター vol.31】

 

みなさん、こんにちは。森川です。

 

先日、1月14日にもハラスメントに関するコラムにも掲載しましたが、

ここのところ、ハラスメントのセミナーご依頼が多くなっています。

法制化を前に、担当者の皆さんの関心が高まっているのを感じます。

 

今までのハラスメントのセミナーは、

「ハラスメントとは」「パワハラやセクハラの類型とは」

「イエローカードの表現」「レッドカードの表現」

「ハラスメントを予防するためにできること」

などの一般的な内容を求められることがほとんどでした。

 

ただ、現状、ハラスメントの情報は一巡し、

厚労省のサイトでも様々な動画もUPされています。

担当者の皆さんに言わせると

上記の内容は、担当レベルで周知できるということです。

 

そこで、心理の専門家には、

「なぜハラスメントが起こるのか」

「ハラスメントを防止するために、個人出来ること、組織ですべきことは何か」

「ハラスメントに遭遇した場合にはどのように対処するか」

「行為者への対応の詳細」

「マネジメントスタイルの気づきについて」

「逆パワハラ(※)について」など

実に様々なリクエストが届くようになりました。

 

私たちも、アンガーマネジメント、アサーション、傾聴、認知行動療法などの

ワークやロールプレイを交えてお話しするようにしています。

 

「逆パワハラ(※)」に関しては、

セリフを作り、グループでそれに応じたロールプレイを行って、

「気づき」を得てもらうような対応も実施しています。

 

ハラスメントに関するセミナーについては、

無力感を感じることも多々ありますが、

やはり粘り強く、毎年のように繰り返していくことで、

社風が変わってきている事例も見受けられます。

 

まずは、正確な情報提供そして個人と組織の対応についての職場改善

さらには、行為者に対するアプローチ、と段階をすすめていかれる会社もあると

感じます。

 

<※逆パワハラの例>

・部下の方が知識、経験が豊富な分野でのパワハラ

・階級が下であることを逆手にとったパワハラ

少しでも厳しい注意で『パワハラだ!』と言われる

・第3者を巻き込んで集団で行うパワハラ

部下が集団になって、上司に対して悪口、嫌がらせとする

・上司の話を無視したり、業務上の指示を聞かない

・異動してきたばかりの上司に、わざと必要な情報を共有しない

・上司の評価を下げるような嘘を、さらに上の上司に告げ口する

中傷するビラ 、SNSの書き込み

株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師
通算500社以上のコンサルティング、900件以上の復職面談、年間100件以上のセミナーをこなすメンタルヘルス対策専門コンサルタントです。
メンタルヘルス対策の仕組みづくり、個別休職復職支援、ラインケアセミナー、セルフケアセミナー、全員面談、ストレスチェック、職場環境改善、災害・自死等の危機対応など、「こころ」の視点から、「いきいき職場づくり」をトータルに支援いたします

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