
ストレスチェック制度と職場環境改善
【ヒューマン・タッチ レター vol.05】
ストレスチェック制度と職場環境改善 ~臨床心理士が教える具体的事例~
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
ストレスチェック制度が始まって、はや5年目になろうとしています。
先日、制度設計に関わられた方のセミナーにておうかがいしましたが、そろそろ制度の見直しが行われるタイミングとのこと。
では、どのようなことが見直しの議題とされているのでしょうか。
弊社では、10年以上ストレスチェックサービスをご提供しておりますが、義務化になり「やらねばならない」と決まってから、頂くご意見の中には
「チェックを実施して何か変わるのか?」
「毎年同じ問題で大丈夫なのか?」
「設問内容が業界の特殊性に合致していない!」 など・・
ストレスチェックと職場環境改善を組み合わせた場合には、改善結果はしっかりと出てきているのですが、ストレスチェック単体実施に関する課題は山積である、というのが現実問題です。
私個人としても、恐らく設問内容に対する見直しが入るのかと想像しておりますが、
その方の個人的なご意見では、さらに
「職場環境改善の義務化」「50人未満の事業場の義務化」
も検討課題に上がるのではないかとのこと。
努力義務であった「職場環境改善」の義務化や、実施対象外であった「50人未満の事業場」での実施義務化は、非常に大きなインパクトがあると感じています。
職場環境改善まで取り組まれている企業様は、正直まだまだ少数派です。しっかりとしたエビデンスのある取組みをするには、人もお金もかかります。効果的な職場環境改善の取組みについて、さらに模索する必要性を感じております。
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株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師 |
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通算500社以上のコンサルティング、900件以上の復職面談、年間100件以上のセミナーをこなすメンタルヘルス対策専門コンサルタントです。 メンタルヘルス対策の仕組みづくり、個別休職復職支援、ラインケアセミナー、セルフケアセミナー、全員面談、ストレスチェック、職場環境改善、災害・自死等の危機対応など、「こころ」の視点から、「いきいき職場づくり」をトータルに支援いたします |
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