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ストレスにさらされている状況下で自分をコントロールする方法

2016-06-02 テーマ: デール・カーネギー・トレーニング

世界情勢や経済問題、地震や食の安全など、あなたにストレスをもたらす要因は多々あります。

そのストレスはあなたのビジネスや日々の生活に悪影響をおよぼしていませんか?悩みはあなたの健康に何も良いことを及ぼしません。現代​では心因性の病気の存在が知られています。知性が私たちを病気にさせてしまうことが解明されています。ここに困難な時期を生き抜くための戦略をいくつかご紹介します。これらを実践すれば病気を防ぐことができるでしょう。

 

1. 忙しくする。

くよくよ悩んでも心配事は増えるだけです。雪だるま式に悩みはますます大きくなります。または、アメーバのように分裂して増殖します!忙しくすれば、心配事から気持ちが離れる時間が多くなります。 奇妙な現象ですが、他人を助けるために忙しくしていれば、自分自身から注意が逸れることで自分の助けになります。ですからできるだけ忙しくしましょう。まずはあなたのまわりの人を助けることから始めましょう。助けた人はあなたに感謝の気持ちを示します。結果的にあなたは精神的に強くなったことを感じるでしょう。

 

2. 不可避に逆らわない。

誰しも予測できない出来事に遭遇します。たとえば、オフィスが閉鎖になれば新しい仕事を探さなければなりません。そのようなことはあなた自身がコントロールできることではありません。心配してもあなたの業績と健康に悪い影響を与えるだけです。しかし、あなたにもコントロールできることがあります。それは、そ​のような状況下において、どのように対処するかということです。そのような状況からどんなポジティブな結果を得るかということです。

 

3. 悩みの価値限度を決め、それ以上悩むことを拒否する。

あなたは自分の状況に気付き、計画を立てました。おそらくあなたの将来に集中的に取り組むことが主な関心事になると気付くでしょう。自分の短所ではなく長所について考えてください。私たちは感謝するべきたくさんの長所を持っていますが、多くの場合それを当然のことと思っています。 見方を変えることはすぐれた手法です。心配事にも新しい視点が生まれることでしょう。

 

4. 今日という「1日の区切り」で生きる。

一日一日を生きることで、あなたの仕事量のサイズは扱いやすくなります。そして、状況も処理しやすくなります。ここで金言をふたつ紹介しましょう。「あなたを困らせる過去の出来事と格闘するのは止めましょう。あなたは過去に戻れないのですから」そしてもうひとつは「何かに取り組んでいるときは、将来のことで心配するのは止めましょう。あなたはまだそこにいないのですから」もちろん、将来の計画を立てることは重要ですが、それを心配しすぎて動けなくなってしまっては意味がありま​せん。

 

問題が発生してからそれぞれ対応してください。毎日、自分のために目標を設定します。それを達成できたら、あなたはさらなる問題に対処できること、そして集中を維持できることに気付くでしょう。

思いがけない変化は人生​の一部であり、あなただけに起こるものではありません。 どのように変化に対応すればよいか分かれば、状況をコントロールできます。想像しなかった出来事も、それに対するあなたの反応だけはあなたがコントロールできます。

 

状況が深刻に悪化したとき、心配したりパニックに陥ったりすることは仕方のない反応のように思えるでしょう。しかし、長期的に見ると、そのような反応は悪影響があるだけです。問題が発生してからそれぞれに対応することを念頭に置いてください。自分のために計画を立て状況をコントロールすることが、障害を克服する助けになります。

デール・カーネギー・トレーニング・東京・ジャパン 営業部 部長
豊富なビジネス経験により、業種・分野・職種および領域を問わない幅広いコンサルテーションが強みです。
外資系企業を中心に、セールス・マネジメント職および経営職を経験してまいりました。 常にお客様のビジネスゴール達成を念頭に置いた、Customer-Orientedな人材育成プランをコーディネートし、具体的なプログラムをご提案いたします。

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