
些細なことで大きな変化を
2015-02-28 テーマ: 心理カウンセラー 椎名雄一コラム
人が自分の近くを通る。
それに気がつく人。気がつかない人。
気がついても反応しない人。1cmくらいでも身をかわす人。
私自身も多くの会社で講演をしてきましたが、
私の姿が見えていないかのような会社もあれば、
講演に参加しない人までが挨拶をしたり、
会釈をしてくれる会社までありました。
「あなたがそこにいることに気がついていますよ」
そう接してもらえることがどれくらい嬉しいか。
都内で歩いていると「あなたは私には見えていません」
という雰囲気で前を横切っていく人たちがたくさんいます。
その人たちの顔をじっとみてください。
見るべきものが見えずにうつろな目をして、
自分だけのために人を押しのけたり、道を突っ切っていきます。
そんな壊れた姿になってまで、何が欲しいのでしょう?
そんな大人たちの姿を、子どもたちは
どんな気持ちで見ているのでしょう?
大人たちがただ時間をつぶすだけのためにゲームをしている。
歩きながら、人に迷惑をかけながら、、、
子どもは何のために大人になるのでしょう?
そんな壊れた姿になるためでしょうか?
それよりも目の前に人がいることを見てください。気づいてください。
それだけでも世界は変わります。会社は変わります。
これだけができるようになるだけで
会社のメンタルヘルスは実は充分です。
逆にこれができない会社は、どれだけ研修をしても
「こころ」がついてこないのでうまくいきません。
「こころ」は「制度」でも「技術」でもないのです。
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株式会社fUTSU Lab. 取締役所長 |
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不登校・うつ病・失業などで悩む人たちが心の問題を解決して、実際に学校に通ったり仕事に復帰するためのサポートをしています。 重度のうつを発症し10年近い療養生活を送る。自らの自殺未遂の後、闘病仲間の自殺を機に、独力で社会復帰。以来、自らの経験を元に、様々な心理学・心理療法を学び、3,000名を超える心理カウンセリングを行う。生きるための心理学の伝道師として活動。 |
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