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専門家コラム

産業保健センターとは?

2020-06-24 テーマ: 職場環境改善

【ヒューマン・タッチ レター vol.48】

みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。

しばらくコロナ関連の話題が続きましたので、今日は全く別の話題で。

 

皆さんは、「産業保健総合支援センター」「地域産業保健センター」という組織をご存知でしょうか。

千葉県では、千葉県産業保健総合支援センターが、両者の役割を担っています。

 

「産業保健総合支援センター」では、事業者や産業保健スタッフなどを対象に、

専門的な相談への以下に示すような対応や研修などを行っています。

・産業保健関係者からの専門的な相談への対応

・産業保健関係者への研修

・メンタルヘルス対策の普及促進のための個別訪問支援

・管理監督者向けメンタルヘルス教育

・事業場における治療と仕事の両立支援

・事業者・労働者に対する啓発セミナー

・産業保健に関する情報提供

・講師派遣・斡旋

 

「地域産業保健センター」では、労働者数50人未満の事業場を対象に、

以下の相談などへの対応を行います。

・メンタルヘルスを含む労働者の健康管理についての相談

・健康診断の結果についての医師からの意見聴取

・長時間労働者に対する面接指導

・個別訪問指導(医師などによる職場巡視など)

・産業保健に関する情報提供

※労働者数50人以上の事業場についても、産業保健総合支援センターの

サービス利用の相談などを受け付けます。

 

私は「千葉県産業保健総合支援センター」で促進員として役割を担っており

センターにお申込みいただいた民間企業様に、

メンタルヘルスセミナー(ラインケア研修)などをご提供しています。

企業側は、全費用負担なしに利用できる仕組みで、

私からすればとても良い制度だと思うのですが

(弊社で個別にお申込みいただければ、10万円以上のサービスが無料になります!)

利用企業数はそれほどでもないのが実情です。残念ですね。

個別相談は受けることはできませんが、総論としてはいろいろなケースを

ご訪問して、お話しすることも出来ます。

専門家派遣に近いイメージで利用される企業様もあります。

 

また、上述したように、「地域産業保健センター」では、

労働者数50人未満の事業場を対象に産業医の役割を支援してもらえます。

この情報もいまいち世間には広まっていないと感じますが、

こちらも産業医を契約すれば月6万~かかるサービスを、

センターが担ってくれるのです。

長時間残業者への面談や、ストレスチェック高ストレス者への面談も

相談にのってくれるのです!

実際的には、医師が動く支援については、限度があると感じますが、

まずは相談してみるのは意味があると思います。

 

我々促進員も、臨床心理士や社会保険労務士などの専門職が担っていますので、

うまく活用していただければと思います。

株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師
通算500社以上のコンサルティング、900件以上の復職面談、年間100件以上のセミナーをこなすメンタルヘルス対策専門コンサルタントです。
メンタルヘルス対策の仕組みづくり、個別休職復職支援、ラインケアセミナー、セルフケアセミナー、全員面談、ストレスチェック、職場環境改善、災害・自死等の危機対応など、「こころ」の視点から、「いきいき職場づくり」をトータルに支援いたします

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