「メンタルヘルス」データ集
第5回 『メンタルヘルスの取り組み』に関する企業アンケート調査結果
(公益財団法人日本生産性本部)
心の病の増減傾向
ここ3年間の「心の病」の増減傾向を、過去5回の調査のトレンドでみると、上場企業では、2006年の61.5%をピークに、2008年56.1%、2010年44.6%と「増加傾向」が減少している。「増加傾向」の数値としては、2010年の44.6%は過去最低の数値である。
■心の病の増減傾向

メンタルヘルス施策の効果
「メンタルヘルス施策の効果」では、上場企業では、前回との比較を見ると、今回は「どちらともいえない」が減少し、「まずまず効果が出ている」が増加しており、「心の病」の増減傾向の結果とも一致している。
■メンタルヘルス施策の効果

メンタルヘルスの施策
新興市場を含む上場企業での「メンタルヘルスの施策」としての具体的な取り組み内容としては、上位から順に、「管理職向けの教育」(70.0%)、「長時間労働者への面接相談」(63.8%)「休職者の職場復帰に向けた支援体制の整備」(49.5%)、「一般社員向けの教育」(48.6%)、「社外の相談機関への委嘱」(48.0%)、「社内相談室の設置」(47.7%)となっている。
■メンタルヘルス施策
