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「メンタルヘルス」対策の基礎

メンタルヘルスとは、前向きな気持ちと意欲的な姿勢を保った健康な心の状態のこと

メンタルヘルス」とは広く心の健康を示す言葉である。「メンタルヘルス」と聞くと、うつ病などの精神疾患を患う人の問題と捉える人が多いようだが、心の病気にかかっていなければ健康かというとそうともいいきれない。心の健康とはすなわち、前向きな気持ちを安定的に保ち、意欲的な姿勢で環境に適応することができ、いきいきとした生活が行える状態を指すことが多い。

従業員のメンタルヘルスは企業や経営者の重要な問題

今日、企業を取り巻く経営環境の急激な変化に伴い、組織や制度といったシステムが大きく変革している。そのような職場環境の変化に適応しきれず、なんらかのストレスや疲労を感じている人は少なくない。もともと個人が持つ性格・教育課程などの素因に、職場やプライベートが原因の不安や悩みが解決しないまま過度のストレスを抱え続けることが加わり、うつ病などの精神疾患を発症するという研究もなされている。企業の現場で起きるさまざまな問題を個人の力だけで解決することには限界があり、離職を余儀なくされるケースも増えている。最悪の場合には自殺につながることもあり、事実、日本の自殺者数は12年連続で3万人を超え、被雇用者が全体の30%に迫るほどである。

企業の「メンタルヘルスケア」への取り組みは、自分なりの生き方や働き方を構築していく必要のある従業員、また、生産性の低下や労働力の損失を防ぐことが急務な経営者の双方にとって、非常に重要である。なぜなら心の健康を維持できる職場環境では、誰もが働く意義や喜びを感じ、モチベーションが高い状態にあるため、生産力が高まり企業の利益に大きく貢献できるからだ。そのためには、仕事上の多様なストレスを最小にできるよう、従業員が個々に抱える問題に焦点を当て、解決支援を行うべきである。それと同時に、企業全体のシステムの整備や改善に取り組むことも重要だ。

人事労務担当者に求められるのは情報把握と客観的判断

イメージ人事労務担当者は、管理監督者だけでは解決できない課題に取り組むことが必要だ。例えば、職場配置、人事異動、組織の人事労務管理などが心の健康に及ぼしている影響を把握し、労働条件の改善や適正配置に配慮することが求められる。同時に従業員、管理責任者、経営陣と異なる立場の人々から話を聞いて現場の問題を洗い出し、メンタルヘルスケアを実践していく上での重要な決定をしなければならない。

たとえば企業の状況に見合ったメンタルヘルスケアサービスや、提携するカウンセラー産業医などの選定を行なうことも仕事のひとつだ。また、時には対立することもある現場・経営・医療、それぞれの意見をまとめ、職場環境の改善と生産性の向上につながる方法を判断し、提案することも必要である。

このように、人事労務担当者の役割認識と行動がメンタルヘルスケアの正否を握っているといっても過言ではない。適切な判断を下すためにも、ストレスやうつ病に関する基本的な知識はもちろん、メンタルヘルス業界の動向などの情報は常に頭に入れておきたい。

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